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厄除地蔵尊 |
十王堂の中に静かに安置されております厄除地蔵尊ですが、「かゞめや地蔵」と同時に彫られました、
お地蔵さんの背中に「元禄十二己卯年四月 厄除地蔵尊」 と彫られておりますので今から312年前に彫られたもので、背丈は50cmです。
あまりにも「かゞめや地蔵」さんが有名なので忘れがちですが、本来厄除地蔵さんは2月13日12時から翌日14日の12時まで善男善女の願いを聞き入れて厄難を逃れることが出来るといい伝えられています。
是非、法泉寺の厄除地蔵尊をお参りしてみて下さい。
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(2011年記載) |
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厄除けについて |
厄除けは、地方に幅広く根付いている風習であるため、単純に厄除け参りを行うだけでなく、 地域を挙げての行事として祭りのように祝う所もあります。
豆まき・七五三の行事もそうです。 昔から人は悩み事が大なり小なりあり、その悩み事を厄除地蔵さんにお願いし心の重みを少しでも軽くするという知恵を持っていました。
近年は個々の悩みのお願いごとが薄れ、体の変化が伴う厄年が主になっています。
人の一生は加齢により肉体的にも体力の低下や反射神経の鈍化など衰退があり、その筋目にあたる、 19歳、25歳は青春期、また33歳、42歳は中高年期への過度期に当たります。
男性の場合は社会的にも責任が重くなり、精神的、肉体的にも疲労などが多く、女性の場合は子育てあるいは主婦として非常に多忙な時期でもあり、 不慮の事故や怪我、病気なども起こりやすいと言われています。
一般的には、厄年として男性と女性の厄年は異なり、本厄は
男性の場合、 数え年で 25歳 42歳 61歳
女性の場合、 数え年で 19歳 33歳 37歳
とされていて、厄除地蔵さんにお参りをしたり厄払いの行事を行ったりしています。
特に男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、凶事や災難に遭う率が高いので十分な注意を要するとされています。
いずれの厄年にもその前後1年間に前厄、後厄の期間があり、本厄と同様に注意すべきとされる。
地域によっては、61歳の還暦を男女共通で厄年とする所もあります。
現在では、数え年に代わって満年齢を用いるため、満60歳を還暦とする考え方が一般的になっている。
還暦祝いでは、赤い服を贈る習慣があり、かつては魔除けの意味で産着に赤色が使われていたため、生まれたときに帰るという意味でこの習慣がまだ残っています。
このように、人は厄除けをしています、昔から厄を払う目的から厄除地蔵さんがあり一生のうちには、 人は加齢と共に悩みの種類に変化がありいつも悩みから解放されません、その悩みを厄除地蔵さんにお話しをし、話したことで少しでも心が軽くなればそれでご利益があったとされます。
特定な厄だけにこだわらず、一度法泉寺の厄除地蔵尊に会いに来てください、自分の気持ちを厄除地蔵尊に話せば、心は軽くなります、そのために312年前から厄除地蔵尊というお地蔵さんがあります。
お参りすることで、心が軽くなれば楽しく生活ができます、一度見学をしながら、お参りをお勧めいたします。
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(2011年記載) |
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